三菱製紙 統合報告書2023
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水処理膜基材(奥)と基材が組み込まれたエレメント(手前)20価値創造ストーリー水処理膜基材事業 水処理膜は、水に含まれる不純物を分離・除去する分離膜の総称で、海水淡水化・工業用水浄化・下水処理プラントや浄水器などに使用されています。水処理膜基材は、分離膜単体では不足する強度を補うために使用される支持体で、当該基材に分離膜が塗布されます。分離膜の特性を最大限に発揮するために、水処理膜基材への品質要求は非常に高く、逆浸透膜などに使用される水処理膜基材の製造販売を通じて培った均一な湿式不織布の製造技術の更なる向上を図り、水処理膜メーカーの期待に応えてまいります。また、耐熱性や耐薬品性などの特性を持つ特殊繊維を用いた水処理膜基材を開発して食品・飲料・医薬品などの分野にも供給範囲を拡げ、今後も継続して成長が見込まれる水処理膜基材分野での事業拡大を進めてまいります。逆浸透膜エレメント(当社不織布使用)お客さまの求める品質のあくなき追求水処理膜基材・バッテリーセパレータ事業の拡大episode01

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