三菱製紙 統合報告書2023
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22株式会社ロッテ「DO Cacao chocolate」すべて紙製のパッケージで構成されており、外装袋にバリコート®が採用されております。バリコート®を用いた包装材がサステナブルなプラスチックフィルムレスのバリア包装材料として評価されました。ワールドスター賞受賞セレモニー(ドイツ)価値創造ストーリー 2019年にドイツの子会社でバリア性とヒートシール性を有した包装用コート紙「バリコート®」が誕生し欧州内の大手ブランドオーナーでプラスチックの代替材料として採用が始まりました。同時期にこの「バリコート®」を国内導入すべくサンプルワークを開始しましが、国内ユーザーが要望する特性と乖離があり、国内で開発する必要があると判断し、八戸、高砂の両工場で日本版のバリコート®の開発に着手しました。 2021年にヒートシール性とハイバリア性(水蒸気バリア5g/㎡以下、酸素バリア5cc/㎡・day以下)を有する「バリコート®J HS WGOM」が完成しました。 2022年にこのバリコート®の特長が認められ、株式会社ロッテの新商品「DO Cacao chocolate」の包装材に採用されました。「DO Cacao chocolate」の特長であるカカオの豊かな香りをバリコート®のバリア性により保持していることが高く評価され、2023年の商品にも継続して採用されております。※ 当社調べ(2023年4月時点)バリア性とヒートシール性を有する国内唯一※の包装用コート紙「バリコート®J HS WGOM」2023 ワールドスター賞 受賞 世界包装機構(WPO:World Packaging Organisation)主催の「ワールドスターコンテスト」において、バリコート®と環境にやさしい水性インクジェット印刷を組み合わせた包装材が「ワールドスター賞」を受賞しました。episodeプラ代替素材プロジェクト02

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