三菱製紙 統合報告書2023
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組合森林間伐サポーター企業など印刷会社紙流通会社製紙メーカー間伐促進費間伐と間伐材利用への貢献証明 間伐促進費50第6回生長の森植樹の様子東京都公園協会賞 奨励賞間伐材「間伐に寄与する紙」間伐に寄与する紙間伐に寄与する紙間伐に寄与する紙FSC®C021528間伐報告間伐材受入報告の生産報告 「森の町内会」事務局(環境NPOオフィス町内会)間伐促進費間伐促進費間伐促進費参考サイトはこちらエコシステムアカデミー 「森のめぐみ」によって生かされている産業の一員として、「体験型環境学習」「森の調査・研究」「情報発信」を通じて、人と地域を結びつける持続可能な社会づくりに貢献する体験型森林環境学習の場を提供しています。2022年度は、福島県西郷村や東京都墨田区、東京都公園協会と協働で森林環境学習を開催することでコミュニティへの参画を図り、持続可能な地域づくりに貢献しました。また、このような活動は環境省が推進する生物多様性のための30by30アライアンスへの参加の具体的な取り組みにもなっています。●森の調査・研究 社有林をフィールドに樹木生長量調査、トレイルカメラによる動物調査、土壌動物調査、「日本野鳥の会白河支部」のご協力のもとでの野鳥調査など森林生態系や生物多様性調査に継続的に取り組んでいます。●情報発信 林業・製紙産業・金融業・自然環境保護に携わる方、大学の先生方など多分野から講師をお招きして定期的に環境セミナーを開催しています。第12回となる2022年は、会場聴講とオンライン聴講のハイブリッド形式で、「持続可能な社会のための生物多様性」をテーマに、宮下直氏(東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授)演題「生物多様性はなぜ重要か?~人と生き物の関係から考える」、島崎博子氏(ライオン株式会社サステナビリティ推進部 主任部員)演題「環境負荷低減に向けたライオンの取り組み」)に講演いただき、生物多様性と私たちの生活の繋がりを理解する機会となりました。環境への取り組み●体験型環境学習(*) 講義と社有林を利用した観察・計測・植樹・育樹、ものづくり体験としての紙すき・ペーパークラフトなどを組み合わせて、自然と産業のコラボレーションをテーマとして森林保全、地球温暖化防止、生物多様性について考え、SDGsに貢献するプログラムです。2022年度は、新型コロナウイルスとの共存を前提としながら、東京都、福島県、京都府での森林環境学習や自然観察会、環境フェアへの出展などを27件実施し、参加者は合計で約900人を数えました。 また、都立水元公園での地域協働での森林環境学習の取り組みが評価され、「東京都公園協会賞(ボランティア・社会貢献活動部門)奨励賞として表彰されました。(*)村火社有林(福島県西郷村)は環境教育等促進法に基づく「福島県体験の機会の場」に認定されています。エコシステムアカデミー生物多様性保全森林保全の取り組み 当社グループは、FSC®森林認証制度の規定に則り、適切な森林管理によって生産された木材原料を大切に使用するとともに、FSC®森林認証制度の普及に努めています。また、環境NPO「オフィス町内会」との協働事業“森の町内会”による間伐の推進や、岩手県産広葉樹二次林材の循環利用の促進などの取り組みを通じて、森林保全への貢献や地域林業と木材産業の活性化を支援しています。

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