三菱製紙 統合報告書2023
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洋紙需要の減退国際情勢の変化、動乱原燃料ほか調達環境の変化コンプライアンス違反競争法違反大規模地震、水害等の自然災害BCP策定、防災意識の涵養、防災訓練の実施、防災情報の共有労働災害品質事故気候変動への対応の遅れ環境規制違反経営環境変動のリスク法令違反のリスク安全衛生のリスク製品安全のリスク環境のリスクパルプ、包装紙等非洋紙銘柄への切り替え、事業ポートフォリオの転換販売先の多様化(拡大)、原材料の代替調達ルートの確保複数購買の推進、代替原料の検討、歩留、エネルギー原単位の向上コンプライアンス教育の継続実施、内部通報制度の周知徹底独禁法遵守マニュアルの整備、コンプライアンス教育の継続的実施他工場災害事例の水平展開、技術的視点による災害報告書の点検、再発防止策の立案品質クレーム事例の水平展開、品質監査、全社品質会議での品質トラブル状況、再発防止策の共有、重大品質トラブルゼロの取り組み省エネの推進、石炭ボイラの最低出力の低減、石炭からの燃料転換・CO₂削減目標の設定他工場の環境事故の水平展開、過去の環境トラブルの傾向を取りまとめ、中長期的に優先順位を付けた環境対策を実施主なリスクの内容コンプライアンス委員会安全衛生委員会製品安全対策委員会環境保全委員会対策66リスク分析リスク評価リスク対応経営環境変動のリスク経営会議法令違反のリスク安全衛生のリスク製品安全のリスク環境のリスクリスク情報の開示有価証券報告書コーポレート・ガバナンスリスクマネジメント サステナビリティ推進体制のもとで総務部が所管するリスクマネジメント委員会がグループ全体のリスクマネジメントを統括し、本社各部署や各委員会、各事業場では、関連リスクに対応するための諸規則・マニュアルの整備、事前予防体制の構築と訓練、問題発生時の再発防止策の策定など、様々なリスク管理強化策に取り組んでいます。リスク管理体制リスク特定⃝リスクマネジメント委員会当社グループに存在するリスクに対して、組織的、有機的、実効的に対応していくため、組織横断的にグループ全体のリスクマネジメントを統括する。⃝サステナビリティ推進委員会当社グループのサステナビリティ推進全体の基本方針の策定、年間活動計画の取りまとめと総括等を行う。●リスクマップの充実 現在、22種類に分類したリスクを組織横断的に監視し、それぞれのリスクの影響度と発生頻度を分析してリスクマップに整理。定期的に特定と分析評価を実施して、リスクマネジメントの実効性の向上を図っています。●情報管理の強化 事業活動において取り扱う情報の管理と保全に関する措置を『情報管理規定』に定めるとともに、運用指針となる『情報取扱に係るガイドライン』を策定し、情報の効率的・統合的な運用と適正な管理を図っています。●「事業継続計画」(BCP)の構築 当社グループは、阪神淡路大震災、東日本大震災の経験から緊急時の対応力強化が必要と認識しています。甚大な被害から復興してきた経験を活かし、実効性のある事業継続計画の構築を進めています。●危機管理体制の構築 当社グループでは、重大な人的被害や設備被害、周辺地域への影響を伴う恐れのある事故や災害が発生した際、企業の社会的責任を果たすとともに社会的信用を確保することを念頭に、迅速な対応にあたるために『三菱製紙グループ 危機管理対応マニュアル』を定めています。さらに、実効性のある危機管理体制を構築するために、各場所や全社規模でさまざまな訓練や運用テストを定期的に実施し、課題を抽出して改善に努めています。安否確認システムを用いた訓練を各場所・国内グループ関連会社でも実施し、当社グループ全体での危機管理体制を構築しています。また、新型コロナウイルス感染対策として在宅勤務と時差出勤制度を併用し、感染拡大の防止に努めています。主要なリスクへの取り組み

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