三菱製紙 統合報告書2023
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68社外取締役篠原 三典社外取締役片岡 義広社外取締役渡邉 敦子社外取締役として現在の三菱製紙を見て、どのようなことをお感じになりますか?で6つのポイントがあると考えています。「誠実に生業に取り組む」、「変化対応業として時代の変化を的確に読む」、「安定成長と適正利益の確保を目指す」、「社員の自己実現を支援する」、「社会に貢献し地球環境の保全に心がける」、「常にステークホルダーに感謝する」という点です。これらにCGコードの原則を加味して三菱製紙に対して意見を述べています。片岡社外取締役が話されたとおり紙需要は減退していますが、三菱製紙が持つ技術には独創性先進性があります。そこを活かしていくことが大事だと思っています。渡邉 今年6月の株主総会で承認いただいたところですので、私はまだ社外取締役になったばかりです。三菱製紙の役員の皆さんは色々な出身母体から来ておられて、非常に多様性ある組織だと感じました。また私は女性取締役の第一号ということですが、今後は社外のみならず、社内の女性の役員や管理職が増えていくことを期待しています。コーポレートガバナンス社外取締役座談会片岡 私は社外取締役としては5年目なのですが、三菱製紙には独立委員会の委員として15年程前から関わっています。これまでを振り返れば、東日本大震災の被災の後、新型コロナ、ロシア・ウクライナ問題の影響という外部要因に加え、ペーパーレス化が進む現代、製紙業界にとっては非常に厳しい経営環境が続いています。そのような中でコーポレート・ガバナンス・コードの改定等を受けて、様々な取り組みが為されてきたわけですが、現在の木坂社長体制になり、改革のスピードが一気に上がってきました。中期経営計画にある「選択と集中」に取り組み、改革の成果が目に見える形で現れてきたなと実感しています。篠原 私は社外取締役2年目です。弁護士である片岡さんや渡邉さんとは異なり、企業経営経験の立ち位置から意見提言しています。私は企業経営社外取締役ならではの視点で組織の成長を促す提言をしていきます

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