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徹底解剖! 工場会計のシゴト
ポイント
自分が作成した工場損益の資料が、経営レベルにまで上がり、上場企業の意思決定につながる。 入社2、3年でそんな経験ができる場なんて、そうはない。
中河雄祐   プライベートの過ごし方
ドライブが好きで週末にはあちこち出かけてます。四国へ「うどんを食べに行くツアー」に日帰りで出かけたことも(笑)。
三菱製紙に入社した理由
メーカーへの就職を志望していました。就職活動を続けるうちに、消費者相手の完成品メーカーよりも、素材を手がけるメーカーのほうが、いろんな分野に関わることができて面白そうだと。その中でも三菱製紙は、「紙」の範疇におさまらない製品を数多く世の中に送り出していて、とてもユニークな企業に映りました。それに、私は昔から映画が好きで、学生時代は映像メディアに浸りきっていた反動もあり、逆に「紙」そのものの可能性に賭けてみたいという思いもありました。
現在の仕事
大学で特別な勉強をしてきたわけでもないし、最初は「会計」に配属されるとは思ってなかったんです(笑)。今でも日々勉強しながら、高砂工場の管理課で工場会計、具体的には原価計算の仕事に携わっています。製品をつくるために要するコストを調査・分析し、工場の収益向上に貢献していくことが私たちのミッションです。来期の製品づくりのモデルとなる「標準原価」を作成して、それをベースに毎月の工場の損益を算出して行く仕事と並行して、工場が抱える問題を、会計面から解決するさまざまなテーマにも取り組んでいます。たとえば現在は、これまで把握に手間取っていた工場内の薬品在庫を一括管理するシステムの構築に挑戦中です。
現場を訪れる時は、ヘルメットが必需品。
現場を訪れる時は、ヘルメットが必需品。
この仕事のやりがい
実は私、「会計」というのは、画一的な仕事だと思っていました。でも実際に手がけてみると、特に「工場会計」というのは、担当者の思考の組立や情報収集方法次第でアプローチが変わり、一つの答えが導かれるまでに多様なプロセスを辿ることを知りました。たとえば私の場合、営業部門から『新しい製品をつくりたいので原価を見積ってほしい』という依頼があると、製品仕様をもとに過去の似たような製品の原価計算方法をまず探すことから始めます。そしてそこに様々な変動要素を加味して、上司や各部門のアドバイスを受けながら原価を算出、その新製品の価格が決定されていくのです。経験を積むに従って、答えにたどり着くプロセスも短縮され、精度があがっていくのが分かります。私が作成した資料が、そのまま経営会議に提出されることもよくあります。「三菱製紙」という大きな企業の意思決定に、自分の仕事が関わっている。そう思うと本当にやりがいを感じますね。
我ら会計チームは、工場のコスト管理を一手に担っています。
我ら会計チームは、工場のコスト管理を一手に担っています。
一日のスケジュール
8:30出社
9:00
係長室に現場の日報を取りに行き、製紙マシンの製造成績をチェック。コンピュータ上のデータとあっているかどうかを確認、適宜修正して確定。その内容を各部署に配布。毎日朝一番で行う業務です。
10:00
現在取り組んでいる「薬品在庫管理システム」の構築が大詰めに。この日は、現場のスタッフの方々にシステムの操作方法などをレクチャーしました。
12:00工場の食堂で昼食。
13:00
製造サイドで増産起業を検討しており、その収支計算を私が担当することになりました。この資料が起業計画のベースになるため、責任は重大。午後はずっとパソコンと格闘していました。
16:00
情報収集のために他部門と打ち合わせ。この仕事は、工場内のあらゆる部門と頻繁にコミュニケーションを取りながら進めていきます。
19:00
退社。今日は残業しましたが、自分でスケジュールを調整して定時に仕事を上がる日もあります。
各部署のキーマンから、製造原価や会計に関する相談が 頻繁にくる毎日。
各部署のキーマンから、製造原価や会計に関する相談が 頻繁にくる毎日。

後輩から相談や質問を受ける度に、配属された頃の自分の姿が重なり、アドバイスに熱が入ります。
後輩から相談や質問を受ける度に、配属された頃の自分の姿が重なり、アドバイスに熱が入ります。
印象に残っているエピソード
長年続いてきた全社の管理会計システムがちょうど一新されたタイミングで高砂工場へ配属になり、 いきなり新しい製品別損益計算シートの雛形作成を一任されました。これは損益分析のベースとなる大切な資料。まだ工場会計の仕事も完全に把握しきってない頃で、とにかく今までの雛型を徹底的に分析し、上司の迷惑も顧みず新システムに関する質問を繰り返し、ああでもないこうでもないと試行錯誤を重ねて、ようやくシートの完成にこぎつけることができました。一連の作業で工場損益や原価に対する理解が飛躍的に深まり、今ではいいチャンスをもらえたと感謝しています。
入社して感じる三菱製紙の魅力
歴史ある企業なので保守的なイメージがあるかもしれませんが、若手にもどんどん責任ある仕事を委ねてくれる、ダイナミックな会社です。現在携わっている「薬品在庫管理システム」も、実は私が「作るべきでは?」と提案したら、「任せたからやってみろ」、ということで、私がイニシアチブを取ってプロジェクトを進めることに。大変でしたが、とても充実感がありましたね。主体的に行動すれば、会社全体に影響を及ぼすような仕事も手にできる、そんな場だと思います。ゆくゆくはこの経験を生かして、営業など、いろんなフィールドで力を試してみたいですね。
上司からひとこと
永瀬正文

高砂工場の会計チームは少数精鋭。中河もすぐに戦力になってもらわなければ困ると、最初からどんどん仕事を任せて鍛えていきました。本人はかなり大変だったと思いますが、努力した甲斐あって順調に伸びていると思いますね。彼は、誰に対しても公正に、率直に自分の意見が言える。それはたいへん良いところだと思います。この「会計」は、ただ机に向かって数字を操る仕事ではありません。各部門ときちんとコミュニケーションを取って、数字に基づいて自分の考えをきちんと伝え、工場全体の収益がさらに向上するよう働きかけていくことが重要。そういう意味では、彼はこの仕事に向いているのかもしれません。このポジションは工場経営に深いところまでかかわれますので、三菱製紙の事業の「基本」が理解できる。今後、ローテーションで営業などの職種を手がけていく上でも、ここで得たことがベースとなるはず。ぜひ将来は、会社全体を動かせるような人材に成長してほしいですね。
何かとお世話になっている永瀬課長。
何かとお世話になっている永瀬課長。

自信満々の資料を持って上司の元へ。優しくも厳しい目で、 しっかりチェック。
自信満々の資料を持って上司の元へ。優しくも厳しい目で、 しっかりチェック。
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