三菱製紙 統合報告書2025
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世界市場でお客さまの信頼に応える企業グループ地球環境保全、循環型社会に常に技術の先端を行く企業グループ企業グループ貢献する代表取締役 副社長執行役員サステナビリティ推進担当役員眞田 茂春16価値創造マネジメント 三菱製紙グループは、「世界市場、技術力、地球環境のアプローチから、社会に貢献することを目指します」との企業理念に基づき、持続可能な価値の提供を通じた社会課題の解決を使命としています。私たちは単なる紙の製造企業ではなく、環境・社会・経済の調和の中で責任を果たす存在でありたいと願っています。 2025年度からの中期経営計画では、「“SHINKA”する130年企業へ」をスローガンに掲げ、成長・拡大に向けた進化を目指しております。具体的には、「技術・研究の“SHINKA”で特色ある機能・環境配慮商品を拡大、生産性向上を加速(深化)」、「地球環境への貢献を“SHINKA”(進化)」、そして「ガバナンス・人的資本経営の“SHINKA”(浸化)」という三つの柱を通じて、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を両立させていきます。三菱製紙グループ 企業行動憲章1.企業活動の目的   機能商品および紙素材を中心に、高い技術力とイノベーションを通じて、社会に有用で安全な製品およびサービスの開発と提供を行うことをもって、当社グループを持続的に発展させるとともに、社会のサステナブルな発展に貢献します。2.誠実な行動と法令等遵守3.安全最優先で多様性を考慮した職場環境4.地球環境との共生 5.人権の尊重6.国際社会との協調 7.危機管理の徹底◆ バイオマス資源の活用と先端技術の創出により、持続的に成長できる事業モデルを構築します。◆ 森林の持続可能な管理に努めるなど、かけがえのない地球環境を維持し、循環型社会の構築に貢献します。◆ 世界市場に向けて、持続可能な社会に貢献する製品・サービスを提供します。三菱製紙グループ 企業理念世界市場、技術力、地球環境への アプローチから、社会に貢献する ことを目指します。企業価値向上と社会課題解決の両立 当社のサステナビリティ推進において最も重要と考えるのが「社会課題解決への貢献と自身の企業価値の向上との両立」です。この考えを具体化するために、私たちは三つの重点取り組みを定めています。 第一に、「経営目標値の達成に向けた取り組み」として、高付加価値製品の拡販や新技術の導入により、競争力のある事業基盤の構築に取り組んでいます。 第二に、「地球環境保全への取り組み」として、CO₂排出削減やバイオマス燃料の活用、持続可能な森林活用と保全に関する審査を経た原材料を使用するFSC®認証製品の拡大など、環境負荷の低減に積極的に取り組んでいます。 そして第三に、リスクマネジメントの強化に加え、多様な人財を採用・育成し、安全で働き甲斐のある職場サステナビリティ基本方針三菱製紙グループは、社会価値を創造することで持続的に成長するとともに、事業を通じて持続可能な社会に貢献してまいります。三菱製紙グループ サステナビリティ推進活動の位置付け未来への羅針盤「SHINKA」—サステナビリティ経営で 新たな価値を創造するサステナビリティ担当役員メッセージ

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