三菱製紙 統合報告書2025
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推進委員長 :社長推進担当役員:副社長推進委員  :役員、工場長、本社部長、 グループ関連会社社長事務局   :総務部 総務グループ17づくりを進める「ガバナンス・人財への取り組み」です。 これら一連の“SHINKA”戦略を通じ、社会に認められ持続的に成長する企業を目指します。通報窓口の充実などを図ってまいります。 さらに、多様な人財が活躍できる環境整備にも力を入れています。社会面では、女性活躍推進、外国人採用拡大、安全な職場づくり、障がい者雇用推進といった取り組みを進めており、女性管理職比率や障がい者雇用率も向上傾向にあります。人的資本経営の柱の一つとして、今後も取り組みを強化してまいります。コーポレート部門・技術本部年間サステナビリティ推進活動計画取締役会社 長サステナビリティ推進委員会サステナビリティ推進主要項目事業部・研究開発本部コーポレート・ガバナンス本部■総務部 ■人事部 ■ガバナンス統括部■リスク統括部   ■情報システム部企画管理本部■企業戦略部 ■原材料部 ■財務部技術本部■技術部   ■安全環境品質保証部■技術監査部■コンプライアンス■リスクマネジメント■人財マネジメント■安全・衛生■マテリアリティ(重点課題)  ■アクションプラン(目標)■取り組み項目 (具体的取り組み)■情報開示・広報■社会貢献■気候変動■環境■製品安全■製品品質■人権・労働機能商品事業部■企画管理部 ■情報資材営業部 ■画像資材営業部■産業資材営業部 ■生活資材営業部紙素材事業部■企画管理部 ■紙素材営業部研究開発本部■研究開発企画部 ■高砂 R&Dセンター■京都 R&Dセンター  ■分析センター■基盤技術センター ■知的財産部ガバナンス・人的資本経営の「浸化」 前中期経営計画では「サステナビリティ向上のための組織改革」を基本方針として掲げ、ガバナンス強化やコンプライアンス徹底などを進めてきました。プライム市場上場企業に求められるガバナンス目線が高まる中、私たちは、より本質的で透明性の高いコーポレート・ガバナンスに向けた高度化が求められていると認識しています。また、人財確保や育成により個々の人財を強くするとともに、個々の力を適切に結び付けて組織力向上を実現していくため、基本方針に「ガバナンス・人的資本経営の浸化」を加えました。 この「浸化」とは、表面的な制度整備に留まらず、従業員一人ひとりがガバナンスの重要性についてしっかりと理解し、深く納得した上で実行していくことを意味します。過去の品質不正問題では、組織・内部統制上の問題、コンプライアンス意識の問題、企業風土上の問題が指摘されました。この問題を教訓とし、倫理観やコンプライアンス意識を徹底的に高め、不正を許さない企業文化を醸成してまいります。不正行為の早期発見と対応体制を強化するため、研修等による意識醸成活動を充実させるとともに、監査体制の強化や内部ステークホルダーとの対話 私たちは、お客さま、仕入先さま、株主さま・投資家さま、地域社会の皆さま、従業員の皆さま等、すべてのステークホルダーとの健全な関係の維持・発展に努めてまいります。特に株主・投資家の皆さまには、公正・公平で透明性の高い情報を適時開示するとともに、経営方針や事業内容を深くご理解いただけるよう対話の充実に努めます。いただいたご意見を真摯に受け止め、経営に反映させるとともに、情報開示の改善に活かし、企業価値の向上を目指します。 また、サステナビリティ推進の取り組みの一環として、株主の皆さまに理解を深めていただくため、福島県白河地区の当社社有林において植樹を実体験していただく「ニッシー・カッシーの森制度」を開始し、継続的に実施しています。今後も対外発信を強化し、企業文化の変革を進めながら、株主の皆さまとの対話をさらに充実させてまいります。サステナビリティ推進体制

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