三菱製紙 統合報告書2025
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● インクジェット用紙分野における草分け的存在としての技術力● 高級紙グレードの国内トップクラスのシェア ※2024年当社調べ● 米国営業拠点による販売体制● レジロール用途は品質向上と販売体制強化に よりシェアを拡大● サプライチェーン全体の最適化によるコスト 競争力向上● 高付加価値品(環境対応感熱ラベル他)展開に よる拡販● グレード展開拡大による新規顧客取込● 米国営業拠点との連携強化により海外シェアを拡大● コスト競争力を上げ、市場成長が期待される東南アジア・中東・アフリカへの展開37感熱紙の品質優位性向上● 研究と工場が一体化した開発体制● レジロール用途の品質優位性と販売実績● 環境対応製品を含む多様な品揃えリサイクル性を付与した写真グレードのインクジェットメディア写真グレードのインクジェット用紙では、高い光沢感を出すためにプラスチックフィルムが使われています。本製品では、紙が基材でありながら、高い光沢感の発現を実現しました。従来では困難だったリサイクルが可能となり、持続可能な社会の実現に貢献します。※1 オンデマンド化に対応した感熱紙・インクジェット用紙等強み取り組み強み取り組みインクジェット用紙のグローバル販売強化施策1 当社の情報・画像メディアは、高砂工場・京都工場の基盤事業であり、長年培った技術力による高品質な製品開発を継続しております。中期経営計画において、情報・画像メディアは、成熟事業ならではの製品ポートフォリオの充実化と環境対応による新規顧客の取込を通じ、顧客価値を高めてまいります。感熱紙事業においては、POS分野や物流ラベル分野で今後も需要が期待される為、多様な品揃えを軸にシェア拡大に取り組んでまいります。インクジェット用紙事業においては、米国営業拠点との連携強化を通じて、新規地域への販売を展開し海外シェアを拡大してまいります。生産体制集約による競争力強化 各工場の特性・立地を活かした原紙生産集約による生産体制の効率化や収益構造改革を進めております。シェア拡大を目指す製品群で求められるコスト競争力強化を達成するため、工場と研究開発の協力も進めてまいります。戦略的アクション主要なアプローチ長年培った技術力を活かした品質向上 環境対応感熱ラベルやリサイクル可能なインクジェット用紙は、既存技術と研究開発力を組み合わせ、サステナブル社会に必要とされる市場のニーズを製品品質へ反映させた事例となります。顧客要望に応えた品質向上を進め、新規市場への展開に取り組んでまいります。環境配慮商品再湿糊型ライナーレス感熱ラベル「Water Thermal®(ウォーターサーマル)」水で濡らすと接着力が活性化する「再湿糊」を採用したライナーレス感熱ラベルです。剥離紙がないためゴミの削減に貢献し、シリコーンレス化によって環境負荷低減に役立ちます。貼りたい時に必要な分だけ印刷できるため、省資源にも繋がります。中期経営計画達成に向けた事業戦略 情報・画像メディア※1のシェア拡大

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