三菱製紙 統合報告書2025
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● 中国市場における工業用途での販売実績● 多様な繊維による高機能不織布の開発力● 海水淡水化用途への採用拡大● エネルギー、医薬、食品分野での分離膜用 基材への事業展開を推進● 省エネ換気ニーズに応えた全熱交換製品の拡大● サステナブル材料による環境配慮型フィルター 製品の拡充● 和紙タイプマスキングテープの世界トップクラスシェア ※2024年 当社調べ● 設備増強による供給体制強化● 欧米クレープタイプから和紙タイプへの 切替需要取込38技術、研究の“SHINKA”(深化)※1 水処理膜基材、蓄電デバイス用セパレータ、フィルター、テープ原紙等強み● 抄紙技術と塗工技術を応用した全熱交換製品取り組み強み取り組み強み取り組み強み取り組み水処理膜基材の採用拡大蓄電デバイス用セパレータの品質向上● セルロース繊維と合成繊維の混抄技術● 高性能品(高耐圧、高耐熱、薄膜化)の開発力● 車載用や生成AIサーバー用市場への拡販 (導電性高分子固体コンデンサ)● スマートフォン用電磁波シールド材や全固体電池 などへの採用拡大フィルターのサステナブル対応品拡販テープ原紙の拡販施策2 当社の機能性材料は、高砂工場・富士工場の特徴ある生産設備とノウハウを活用した新規材料の開発を軸に成長してまいりました。中期経営計画においては、成長事業である各フィールドにおいてトップランナーを目指します。研究開発と工場との連携を最大限に活用し、競争力のある開発スピードを武器に、市場のニーズを迅速にとらえた機能性材料の開発により、市場活性化およびサステナブル社会の実現に貢献いたします。設備投資による生産能力増強 中期経営計画においては、生産能力増強と設備の最適化に向けた設備投資を行い、コスト競争力のある効率的な生産体制を構築いたします。高い品質と安定した供給能力により、顧客価値の最大化を目指します。テープ原紙においては海外への拡販に向けて、多様な用途とグレードの製品ラインナップを予定しております。戦略的アクション主要なアプローチ研究開発力を活かした品質向上 機能性材料においては、多様な繊維による高機能不織布の研究開発力および製造技術を活かし、更なる高付加価値化を進めてまいります。水処理膜基材および蓄電デバイス用セパレータにおいては新規分野への事業展開を推進し、フィルターは「環境対応」・「サステナブル対応」を軸にした開発を進めます。テープ原紙は、和紙タイプ品における優位性を基盤とした品質向上に取り組んでまいります。機能性材料※1のトップランナーへ

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