三菱製紙 統合報告書2025
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● 希少価値の高い国内材100%パルプをラインナップ● 国内材利用推進による地域・環境貢献● 国内材100%の広葉樹、針葉樹パルプを ラインナップ● 抄紙機停機によりパルプ生産に集中● 環境配慮型のFSC®森林認証クラフト紙増販● 晒クラフト製品の品揃え拡充● リサイクル性とバリア性の高い「barricote®」の拡大● 紙生産は八戸工場に集約化● 八戸工場との一体運営による組織のスリム化● 北上工場はパルプ事業を柱に● DX・省力化投資による生産体制効率化● 生産銘柄統合・生産集約で増産 ● 輸出向け拡大41脱プラ・減プラに対応した包装用紙拡販● 生産・販売・開発一体の商品開発体制● 高品位な印刷用紙生産で培ったノウハウを 活かした包装用紙生産。● インキ着肉性、発色性などの印刷適性に優れた 製品ラインナップ八戸工場の生産性向上による増産● 業界を代表する銘柄を生産 「ニューVマット(A2マットコート)」 「Sパールカード(特殊白板紙)」晒クラフトコートN FSC®認証-MX 採用例強み取り組み強み取り組み強み取り組み強み● 国内材100%パルプの増産取り組み北上工場の国内材100%パルプ拡販北上工場の生産体制再構築施策1 紙素材事業は八戸工場、北上工場で紙・パルプを生産し事業展開しております。八戸工場では主力の印刷用紙の需要減少が継続しており、中期経営計画では、環境対応の包装用紙製品を拡販して、グラフィック用途からパッケージ用途への製品ポートフォリオの転換を図ってまいります。また北上工場では、銀塩写真プリント需要の大幅な減少を受け、N1抄紙機を停機することを公表しており、今後は国内材100%パルプの増販と用途拡充を図ってまいります。施策2 八戸・北上両工場では、北上工場のN1抄紙機を停機し八戸工場の高効率紙生産設備への集約を進めるとともに、八戸・北上両工場での生産効率化およびコストダウンの追求により、事業基盤を一層強固にしてまいります。戦略的アクション主要なアプローチ包装用紙の拡販 当社包装用紙の「晒クラフトコートN」では、一般に紙パッケージで採用されている片艶晒クラフト紙の課題であったグラビア印刷やフレキソ印刷の発色性を大幅に改善することができます。高いコントラスト・精細性・光沢感により立体的でシズル感のある印刷効果が得られ、これにより商品訴求力に優れた紙パッケージが可能になりました。引き続き包装用紙は、持続可能な社会への意識の高まりを背景とした脱プラ、減プラ需要を国内外問わず取り込み、ユーザーニーズに合致した特長ある製品を拡販してまいります。戦略的アクション中期経営計画達成に向けた事業戦略 包装用紙・国内材100%パルプの用途拡大八戸・北上工場の運営一体化

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