代表取締役副社長執行役員コーポレート・ガバナンス本部長サステナビリティ推進担当役員眞田 茂春55ながると実感しています。2024年度のエンゲージメントは対前年比で1ポイント向上しました。コアタイムのない「スーパーフレックス制度」の導入や「在宅勤務制度」の浸透により、多くの従業員が柔軟な働き方を活用できるようになりました。重点戦略施策人財戦略投資 30億円(2025-27年度計画)採用関連費用 /2024年度比一人当たり研修費(単体) /2024年度比多様な人財が活躍できる環境づくり 少子高齢化や価値観の多様化といった社会の変化に対応し、当社が持続的に成長するためには、人財を資本と捉え、働きやすい環境を戦略的に整備していくことが不可欠です。 中期経営計画では、3つのSHINKAの一つに人的資本を位置づけ、「ダイバーシティ&インクルージョンの強化」「従業員一人ひとりが働きやすい職場環境づくり」「企業価値向上に向けた人財の確保と育成」に取り組みます。 2025年4月には、グループ全体のダイバーシティ&インクルージョンを推進するために、「ダイバーシティ推進室」を新設しました。この部署では、従業員とのコミュニケーションを重視し、ニーズの把握と実行に取り組んでいます。女性が活躍の場を広げ管理職になりたいと思える職場風土の醸成や、外国人従業員が働きやすいよう母国語表示や生活サポートを実施しています。また、障がいのある方が働きがいを感じられるよう「業務サポートチーム」を新設しました。採用においては、退職者を対象とした「ウェルカムバック制度」に加え、従業員に知人を紹介してもらう「リファラル採用制度」を導入し、すでに5名の入社実績があります。働き方改革とエンゲージメント向上 働き方改革は、従業員のエンゲージメント向上につ「クレド作成プロジェクト」による組織風土の醸成 「声を上げやすい風通しの良い風土」を醸成するため、全従業員が参加する「クレド作成プロジェクト」を進めています。これは、当社をどのような会社にしたいか、そこで各々が何を実現したいかを全員で議論する取り組みです。このプロジェクトを通じて、従業員一人ひとりが会社を良くしていくために自律的に行動する意識を高めていきたいと考えています。人財への戦略的投資の継続 労働力人口の減少が見込まれる中で、従業員が長く働ける労働条件整備は事業継続に必須です。当社は、持続的な成長に向けた人財への戦略的な投資を継続していきます。様々な経歴や価値観を持った人財の経験と知識を積極的に取り入れ、一人ひとりが力を高め発揮できる環境を整えることで、企業価値向上に貢献してまいります。人財採用 3倍(2027年度計画)人財育成 2.5倍(2027年度計画)“SHINKA”への今後の展望と課題“SHINKA”への今後の展望と課題多様な人財が活躍する環境を構築し、企業価値を高めるための人的資本投資人的資本経営
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