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研究開発領域/内容(印刷・情報用紙)

印刷用紙

私たちの身の回りには多種多様な紙製品があります。三菱製紙の製品は、お客様のニーズを知り、原料の選択から生産方法の最適化まで一貫して行うことにより高い品質を得ています。

環境と調和しながらの生産

三菱製紙は森林資源の再生に対して努力を注いでいます。一般に紙は、繊維・無機物質・その他の添加薬品からなります。当社の製品に使われている繊維は植林材やFSC認証材から作られています。三菱製紙グループの全ての生産拠点はCoC認証を取得しました。

パルプから紙をつくる

紙を作るためには、まず、パルプ化工程において木材チップをパルプに変換します。パルププロセスでは、木材チップをクラフト蒸解工程で蒸解したのち漂白して次工程で使用するためのパルプが作られます。

そのパルプからいくつかの工程を経て、紙が作られます。当社の製品の多くは、紙の表面に顔料や化合物を高速で塗布し製品の品質を高めています。私たちは高品質な紙を製造するため、独創的な生産方法の開発に日夜努力しています。

紙の製造工程(パルプ)

新しい紙をつくる

紙に対するお客様の要望は日々変化します。三菱製紙はお客様の要望に応えるべく努力しております。例えば、軽くてボリューム感のある嵩高の書籍用紙、超高白色度のコート紙レアルホワイト、デジタルプリントに対応した紙などを開発しています。

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情報用紙

ファクシミリ用紙ばかりではなく様々な用途に拡がる感熱紙。感熱紙の技術から生まれたサーモリライト®。当社の培った技術を活かし、ますます発展しています。

拡がる感熱紙の用途

ファクシミリ用紙からレジスター用紙、食品用ラベル、ATM用紙等への用途拡大により需要を伸ばしてきた感熱紙。現在は、チケット、物流ラベル、水道・ガス・電力の検針票用紙など、用途の多様化が進むとともに様々な機能を必要とする市場へと拡大しています。

三菱製紙は、独自の開発技術を活かして従来感熱紙の弱点とされてきた記録保存性を大幅に改善したAF(Anti-Fade)システムや印字エネルギーの違いで異なった色調に発色する多色発色システムを開発しました。また、多様化する市場要望に応え、耐熱性・耐光性・耐水性・オフセット印刷適性など、多種多様な機能を有する感熱紙の開発を手がけ、商品を市場に送り出してきました。現在でも、市場の用途にマッチした高機能商品の開発を進めています。

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サーモリライト®は環境に優しい

サーモリライト®は、「印字して、消去して、また印字して」を300回以上繰り返せる省資源・廃棄物減の経済的な情報記録材料です。チケット・カードラベル・無線タグ・リライタブルペーパー・ディスプレイなどの幅広い用途での利用が可能で、青色または黒色に発色するサーモリライト®製品が商品化されています。

サーモリライト®の原理

感熱紙の発色のイメージ

サーモリライト®の発色は、感熱紙と同じロイコ染料と顕色剤との反応を応用していますが、当社が新規に開発した可逆性顕色剤を用いることで、加熱の仕方によって発色状態と消色状態の二種類の状態を自由に選択でできるようになっています。

サーモリライト®での発色・消色を制御する具体的方法は、ロイコ染料と可逆顕色剤の混合物を、それらの融点(170〜180℃)以上で溶融したのち急冷(約300℃/秒)することで発色体を形成し、逆に徐冷(約100℃/秒)することで消色体を形成するというものです。この徐冷プロセスで染料と顕色剤の分離・結晶化を起こすためには、可逆顕色剤の分子構造が鍵になります。また、いったん発色体を形成した後は融点以上の熱をかけなくとも消色体を形成する相転移を起こすことが可能で、発色した材料を良好に消去出来る120〜150℃程度の消色領域が存在します。

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