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森へ行く前に
ドクター

森で森林観察や、木の測定を安全に行うために、いくつかの注意がありますので、
みなさんもよく読んで「けが」や「病気」にならないようにしましょう。

1.服装・持ち物について

・服装の原則は長そで、長ズボン
− 森の中では「とげ」のある木や葉っぱがあったり、さわると「かぶれ」をおこす木があったり、虫さされにあったりと、さまざまな危険があります。
そのため、原則は長そで、長ズボンで森に入ります。ただし、学校で決められた服装があれば、それに従ってください。

※ 虫除けスプレーなどをすると、虫などに刺される可能性が低くなります。

・帽子(ぼうし)またはヘルメット
− 頭を守るためにかぶります。帽子(ぼうし)は、黒っぽい色はさけてください。

・手ぶくろ(軍手)
− 手をけがやかぶれから守るためにつけます。

※ ヘルメットと軍手は、エコシステムアカデミーでも用意しています。

・はき物
− 学校指定の運動靴(ぐつ)でかまいません。歩きやすく、ぬげにくいものでお願いします。

・持ち物
− リュックサック、ショルダーバックなど、両手が自由にできるカバンに入れて持ち運びます。
a. 水、お茶などの飲み物
− あまいジュースなどにおいのする飲み物は、ハチが寄ってくるので、水やお茶の方がよいです。
b. タオルまたはハンカチ
− 森を歩くと、意外と汗(あせ)をかきます。応急手当にも使えます。
c. えんぴつ・ノートなどの筆記用具、しおりなど。

2.森に入る前に

・体調が悪いときは、必ず先生に申し出てください。

・森にはトイレがありませんので、トイレを済ませておきます。
なお、森でトイレに行きたくなったら、えんりょしないで、エコシステムアカデミーのインストラクターに申し出てください。

3.森に入ったら

・熱中症(ねっちゅうしょう)防止のため、こまめに水分をとるようにします。

・森には通路が整備されていますので、通路を歩くようにします。通路を外れて歩くと、穴や小川があったりしてたいへん危険です。

・通路がぬれていたり、くずれやすくなっているときには、歩いているときにすべりやすくなりますので、注意して歩きます。

・むやみに植物・動物・虫などにふれないようにします。とげがあったり、かぶれをおこす植物があったり、かまれたりします。

・木の高さなどを測定するとき、夢中になり過ぎると転んだりしますので、周囲をよく見ながら移動してください。

・途中で気分が悪くなったり、けがをしたり、そんな友達を見かけた時には、えんりょしないで、エコシステムアカデミーのインストラクターに申し出てください。

4.森から帰ったら

・痛いところはないか、服がほころんでいないか確認します。

・手を洗います。

※ さっとシャワーを浴びると、ダニなど刺される前に洗い流せるかもしれません。

5.危険な生き物(植物・動物・虫など)

・トゲのある植物
-ハリギリ、サンショウ、など

ハリギリ

・毒のある植物
-毒キノコ(ドクツルタケ、ツキヨタケなど)、トリカブトなど

ドクツルタケ

・かぶれる植物
-ツタウルシ、ヤマウルシ、他
かぶれる人とかぶれない人がいますが、ふれただけでもかぶれることがありますので、絶対にさわらないようにしてください。
かぶれると、赤いぶつぶつができて、ものすごくかゆくなります。
かぶれた場合は、先生に申し出て、皮膚(ひふ)科の先生にみてもらいます。

ツタウルシ

・毒をもつ生き物
-ニホンマムシ、ヤマカガシなど毒へび
へびを見かけたときは、あわてないでその場からはなれてください。絶対にさわったり、いたずらしないこと。

ドクヘビ

・スズメバチ
ハチが近寄ってきても手で追い払わない。
大きな動きをせずにゆっくりその場を立ち去るか、しゃがむなどして背を低くし動かず、ハチが去るのを待ちます。

オオスズメバチ

・毛虫
-ドクガやイラガの仲間などは毒を持っています。
毛虫を見かけても、絶対にさわらないでください。毛虫の毛が皮膚(ひふ)につくと、かぶれることがあります。

毛虫

・野生動物
-クマ、サル、イノシシ、など
人間がつかまえようとしたり近付いたりしたりすることがない限り、生き物の方から近付いてきておそわれることはありません。
ただし、観察している時にたまたまそれらの生き物に近付いてしまうことがあります。その時、敵から守るため、おそってくる時があります。その場合はあわてずゆっくりとその場からはなれるようにしてください。

ツキノワグマ
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