なぜFSC森林認証に取り組んだか
紙は2つの循環サイクルから成り立っています。ひとつは、「再生紙」に代表される「紙のリサイクル」です。もうひとつは、CO2が森で固定され木材になる「森のリサイクル」です。
高い品質が求められる紙には、古紙を多く配合できませんでした。一方、市場からは環境に配慮した紙を求められていました。これに対する解決策を「森のリサイクル」に求めました。「森のリサイクル」では、森林が適切に管理されていること、すなわち成長量や生態系に配慮した森林管理が大切です。森林認証により、「森のリサイクル」を回していることを確実にしようと試みました。
数ある森林認証制度の中でFSCを選んだ理由は、世界中で通用する制度であること、および多くの関係者から信頼されている制度であることです。
生物多様性とFSC森林認証
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チリ植林地
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森林管理に関するFSCの原則と規準では、「森林のもたらすサービスや価値の維持・向上」、「価値のある森林生態系をまもること」などが求められており、認証林では生物多様性の保全に十分な配慮がなされています。また、認証製品に認証材とともに使用されるFSC管理木材に関しても、「保護価値の高い森林」への配慮を通じて生物多様性の保全が図られています。
グループ全体でFSC森林認証を取得
2001年に八戸工場で製紙工場として日本で初めてCoC認証を取得し、FSC森林認証紙の生産を始めました。2002年には、チリ自社植林地(チリ 第Ⅷ、Ⅸ州)でFSC森林認証を取得し、認証材の安定的な確保が可能になりました。また、国内の紙生産工場(北上、高砂、京都)でCoC認証を取得し、認証製品の品種拡大を行ってきました。2007年6月には、ドイツ子会社(三菱ハイテクペーパー フレンスブルグ)においてCoC認証を取得し、三菱製紙グループの全ての紙生産拠点が認証を取得しました。
三菱製紙グループのFSC認証取得事業所
| 森林管理 | フォレスタル・ティエラ・チレーナ(チリ) | SGS-FM/COC-001162 |
|---|---|---|
| 岩泉社有林(岩泉町グループ認証) | SA-FM/COC-001289 | |
| 白河・七戸社有林 | SA-FM/COC-002322 | |
| 木材チップ | 北菱林産 | SA-COC-001501 |
| 紙製造 | 三菱製紙 -本社 -八戸工場 -高砂工場 -京都工場 -北上ハイテクペーパー -生産技術センター |
SCS-COC-000328 |
| 三菱ハイテクペーパー ビーレフェルト | SGS-COC-002664 | |
| 三菱ハイテクペーパー フレンスブルク | SGS-COC-003270 | |
| 紙加工 | 旭感光紙 | SGS-COC-002681 |
| オストリッチダイヤ | SGS-COC-002619 | |
| 販売 | 三菱製販売 | SCS-COC-000424 |
| ダイヤミック | SGS-COC-002678 | |
| 三菱イメージング (USA) | SW-COC-001431 |



